低学年はまだまた部員の人数が足りません。カバラだけではなく、どのチームの低学年をみても人数不足に悩まれているところが多いように伺えます。1学年9人は集まって欲しいとは野球チーム関係者なら誰もが願うことでしょうね。
さて、人数不足だからと言って試合に勝てないというわけではありません。2年前の6年生は6人しかいませんでしたが、集大成である6年生の1年間だけで優勝を5度成し遂げたことからわかる通り、人数が足りなくても6年生を迎えるまでにはしっかりとチームを仕立てていくノウハウはカバラにはあります。ところが、低学年においては人数が揃うだけで強いチームとなるため、人数が足りないチームの場合、低学年大会においてなかなか勝たせてあげることができません。
そのため、小さいうちから勝つ喜びを知ってもらいたいという願い、そして、カバラのちびっ子たちの仲間が増えることを願って、1人でも多くの子供達に野球に触れる環境を用意して、野球の楽しさを味わってもらう目的で、カバラではただいま春休みを利用した野球イベントを開催してます。
今回のブログは、そんなカバラの低学年の部員数の少なさを心配したカバラOBが立ち上がってくれたお話です。
カバラへの恩返し
このイベントを手伝ってくれたカバラOB達は、昨年カバラを卒部したばかりの子たちで、来月から中学1年生になる子達です。
彼らはこの野球イベントに1人でも多くの参加者が集まってくれるように参加者をYouTubeで募ってくれたり、参加してくれたちびっ子達に野球を楽しんでもらいたくイベントで野球講師として手伝ってくれました。
彼らの年代はカバラ史上最も多い部員数21名がいた年代でした。1学年21名がいた彼らの低学年時代は無敵に近い状態だったと言っても過言ではありません。そんな、部員不足にも困らなかった世代が、部員不足に悩んでいるカバラ低学年のために力になってくれるとはなんとも有り難いことでしょう。
カバラにお世話になったから、
カバラが好きだったから、
何か力になりたいから、
カバラに力を貸してくれた彼ら。
彼らにとって、それはカバラへの恩返し。
本当にありがたいし、そのような子達が育ってくれたという誇りを感じることもできました。
彼らからもらったギフト、彼らがもらったギフト
イベントに参加している子供達の保護者に彼らが手伝ってくれている理由を伝えると、「偉いねえ」と言って、彼らを褒めてくれました。そんな褒められている彼らのハニカミ具合をみているだけで最高の気分になりました。カバラで野球をすればここまで成長できる子供になるんですよ!と、参加者の方々に知ってもらっただけでも私たちにとっては本当にありがたいことです。
でも、彼らもこのイベントを通して得たものがあったようです。
カバラOBたちにイベント終了後に手伝ってくれたことについて感想を聞きました。
「とっても楽しかった!でも、教えることって難しいことなんだとわかったよ」と言ってくれました。
未就学児の野球講師をしてくれた子の感想は、「全然言うことを聞いてくれなかったけど、みんなすごく可愛かったよ」とも言ってくれました。
ほら、分かったでしょう。
何故我々大人たちが君たちの野球に夢中になる理由が。
君たちがイベントで感じたことは、実は私たち大人たちは君たちを育てながら感じていたことだから。今回、教えると言う体験ができた彼らは、これからの野球人生において少し視野を広げて野球をすることができると思います。
是非とも中学野球でも頑張ってください!