カバラをご検討の皆様、子供が野球やってみたいとは言うものの、親としてなかなか子供の背中を押してあげられないと言う方は決して少なくはないと思います。
色々な事情があってのお考えなので私も偉そうなことは言えませんが、6年間、野球をやり続けた子供、そして親は最後の最後にどう思ったかを皆様にも知って頂き、今後のご参考になれれば嬉しい限りです。
今回は特に大人、親の視点から「学童野球を卒部する」ことをご紹介します。学童野球をサポートしてきた親は、最後の最後にどのような想いになるのか、そんなお話です。
2018年度カバラ6年生21人が卒部しました!
6年生の長男が学童野球を卒業しました。ただ、次男がチームに在籍しているため、私自身の学童野球の卒業はまだ先ですので、これからも頑張ります!
さて、昨年末に6年生卒部式が開かれました。
今年の卒部する部員6年生は21人という、カバラ史上最も多い部員数。そのため、この歴史的大人数の6年生を卒部させる式の準備することはいかに大変だったことか。チーム事務局の皆様、そして5年生以下の保護者の皆様が一致団結して素晴らしい卒部式にして頂いたことにまずは感謝申し上げます。まさに、カバラの歴史的快挙と呼んでも良いほどの大人達の一致団結ぶりでした!
私自身、卒部する子供の親ですが、まだ低学年に子供がいるので、来週も今まで同様、カバラにお世話になる身ですので、これでカバラとはおさらば!という方の心境をどこまで分かっているつもりか…その時がきたときは来週から何をやろうかな、なんて必ず思うのは想像できますが…
“学童野球ロス”となる大人たち
一方、子供とともにチームを卒業する保護者の方は、私の周りに限ってみればいわゆる“学童野球ロス”になってしまう方が多いようです。この症状をカバラ関係者間では、別名“カバラロス”とも言っております。
もちろん卒部する子供たちも“学童野球ロス”になりますが、卒部後、彼らはすぐに中学野球体験会が始まるので、クヨクヨなんてしている暇もありませんから、すぐにいつもの野球小僧になっていく姿がそこにはありました。子供たちは切り替えがうまい!でも、大人は、どうなんでしょうか…
全ての大人たちがどう思っているか本音はわかりませんが、週末の日程がいつアップされるのか、アップを心待ちにしていた大人、スケジュールが分かり週末を考えるだけでワクワクドキドキしていた大人たちの多くは、そう、“学童野球ロス”になっているに違いありません。
あれ?大人も子供のように切り替えがなんでできないの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。実は、そう簡単に大人が切り替えできない現実がそこにはあります。
大人達は知っています。
中学野球では学童野球のように子供と一緒にグランドで野球をすることができない場面が多くなってくることを。なぜなら、中学からはパパコーチは子供たちの指導役から本当の意味で裏方となります。大声で応援していたお母さんも中学からは大声援による応援の自粛を求められたりするチームもあります・・・
そう、中学野球以降、親は【子供と一緒に野球をする】というものではなく【野球をする子供たちを裏でサポートする】という役割になるわけで・・・
「あっ、そうか、俺、来週からカバラに来なくても良いのかぁ・・・」
「来週から何をやろう・・・」
卒部するパパコーチたちから、ため息だらけの力ないボソッとだらけの卒部式。
子供たちに心の底から感謝しているからこそ
木陰なしの灼熱グランド、北風吹き荒れる土手沿いグランドに耐え、遠征や朝一番の試合があるならば、朝4時台起きも珍しくない、休みのようで休みではない土日祝日を朝から暗くなるまで野球・・・
このようなことを書くと、確かに大変ですが、それ以上に得るものがあるから当事者にはあまり「大変だからやめたい」と感じないかもしれません。
なぜなら、
『子供たちが大人たちを毎週ワクワクドキドキ状態にしてくれるから』
いつの日か人生振り返ったときに自分の子供に向けて
「お前には本当に楽しませてもらったよ、ありがとう。」
と、心の底から言えること。
そんな状態だった大人たちから子供たちと一緒にやる野球をとってしまえば、
なりますよね、“学童野球ロス”。
卒部した大好きなみんなへ
卒部した部員のIDをチームがクリーニングしないわけ・・・
チームの予定や連絡内容をずっとみせてくれる理由は、すぐに”普通の生活”に戻れない大人たちのためのもの。
「今度、遊びに来てもいいかな?」
「アタリマエじゃないですか!小さい子たちを見てやってください!バッピやキャッチャー、大歓迎!」
もうすぐ卒部して1か月が経とうとしていますが、卒部した大人たちはいまごろ何を思って過ごしていらっしゃるのでしょうか・・・
最後に、チームに残っている身としては、これもまた毎年恒例なのですが、大好きな6年生とその保護者達が卒部してしまった次の週なんて、なんか活気がない、落ち着かない、みんなをふと思い出してしまう、そんな空気が漂っていましたよ。
まさに、例年通り、
次の週のカバラには、そんな空気が漂ったことを、卒部生とその保護者の皆様にはご報告します。みんなに会えない週末、当分の間はさみしい気分になりそうです。