ハンパない、本当にすげえ!と思った学童野球チーム

6年間の学童野球生活において、本当にどれだけのチームと対戦、そして交流を深めたことでしょう。全てのチームに感謝申し上げます、本当にありがとうございました!

 

その中でも最も印象深かったチーム、心の底から「すげえ!」と思ったチーム、そのチームの名前は不動パイレーツさんです。

 

不動パイレーツさん、対戦できたこと、交流を深められたこと、そしてカバラ6年生の最後の試合が不動さんだったこと、本当にありがとうございました!

 

不動さんとの公式戦は2戦して1勝1敗、そして、カバラの最後の試合では引き分けで終わるという、まさに野球の神様が決めてくれたような対戦成績でしたね。

 

 

不動さんとの思い出深い公式戦で言えば、カバラ6年生が当時4年生で挑んだ低学年の23区大会です。

 

カバラは初戦でいきなり不動さんと対戦するということで、偵察やらで研究をしつつ、試合当日は朝の4時台に集合して日が昇っていない中、アップやバッティングをして挑んだ試合だったことを今でも思い出します。

 

これ以前もこれ以降も、ここまで準備して試合に挑んだのはこの時だけではないでしょうか。この試合に勝利したカバラは見事に決勝まで勝ち上がることができました。ここまで勝ちにこだわって挑んだこの試合は本当に思い出深い試合となりました。

 

すげえ!と思った不動さんの試合

なぜ不動さんが最も印象深かったチームかと言いますと、カバラとは直接的に関係ない出来事になってしまいますが、昨年2018年の全日本学童野球の東京都大会の不動さんの活躍ぶりが素晴らしかったからなのです。

 

不動さんは今大会初戦で前評判が高かった町田玉川さんと対戦することになりました。カバラは町田玉川さんとは対戦したことがなかったのでどれくらい強いのか分からなかったのですが、学童野球ファンの間では今年大一番の試合になるぞという評判が評判を呼び、試合会場では沢山の野球関係者やギャラリーの方々が観戦するほどの注目の一戦。

 

カバラも試合後にその会場に向かい、ちょっとだけ試合を観ることができましたが、その試合内容を観た瞬間、不動さんのスゴさを実感。不動さんが序盤であるにも関わらず大量点をとり、ほぼコールドゲームの圧勝状態。この強さ、もう驚きました!

 

そして、不動さんの選手、指導者を含めたベンチにいた全員が伸び伸びと、そして笑顔で野球をやっていた姿が忘れられなく、それが最も印象に残ることになったのです。

 

6年生最後の試合は不動パイレーツ戦

 

結局、カバラ6年生と不動さんとは5試合しかしていません。でも、試合数以上にずっとお互い同士意識し合ってきたためか、ライバル心だけでなく、野球仲間であるという気持ちも芽生え、大事な大会でいつかは対戦することになるだろうといったワクワクドキドキなチーム関係となっていきました。

 

だからこそ、6年生にとって最後の試合となった不動さんとの交流戦、不動さんが最後の試合相手になったこの試合が、今年最も楽しかった最高の試合となったのは間違いありません。最後の試合が不動さんと決まった瞬間のカバラの盛り上がり、あの瞬間を思い出すだけで興奮再びって感じです、総監、最後に最高のプレゼントをありがとうございます!!!

 

最後の交流戦だからと言って、ただ楽しむだけでなくお互い勝ちに行く真剣勝負の試合展開。もちろん、勝利だけを目指す試合ではなく、ナイスプレーにはお互い称え合い、面白プレーにはお互い笑い合う試合、笑顔の中の真剣勝負!ラストゲームらしく引き分けに終わるあたりも最高じゃないですか!

 

最後はお互いの思い出としてみんなで写真撮影。でもここでハプニング発生!カバラの部員1名が集合写真の撮影時に行方不明。カバラ関係者は大声で呼んで探すのはもちろん、なんと不動さんも行方不明の部員の名前を呼んで探してくれたり、そこにはとってもほっこりな時間が流れ、とっても心地よい気分となりました。結局、その部員はトイレに行っていて集合写真に間に合わず…

 

これぞ学童野球!ホント野球仲間っていいなぁ。

 

最後に、毎年のように東京No.1のチームに育てる不動さん、最後の試合では常勝チームの極意に触れる機会がありましたので、それを皆様にご紹介します。

 

子供を盛り上げてそのポテンシャルを最大限に引き出すチーム指導力、自ら考えながらプレーする子供たちの柔軟な対応力、学童野球の本質を知っているからこそ惹き込まれるチームの魅力、この3つの不動野球を最後の最後に触れられた、そんなシーンをご紹介します。

 

カバラは3点ビハインドで最終回に突入、カバラベンチでは最後の力を振り絞りながら、カバラ攻撃の先頭バッターを全力応援していると…

 

なんと、不動ベンチからも応援歌の手拍子が聞こえてくるではないですか!?監督さん自らカバラのバッターを応援、すると、すぐさま不動ベンチも応援で盛り上がる、そして、なんと守備をしている不動ナインまでが守りながら応援!しまいには、審判たちまでもが手拍子!試合会場にいる全員を巻き込んで、敵味方関係なくみんなでそのバッターを応援してくれるという、なんともすごい光景がそこにはありました。

 

 

こんなステキな演出をしてくれるなんて、学童野球の本質を知り尽くしたからできる演出、

 

「小学生同士なんだから笑顔で楽しむのが一番、でも大人が一番楽しむってことで良いんじゃない?学童野球はそれくらいがちょうどよい!」

 

そんなおおらかな心を持ってやる野球の試合、本当に素敵でした!

 

さて、最高のボルテージに上がったこの試合のあの場面に話を戻しますが、全員で応援されたバッターはヒットで出塁!そして、全員でその子を称えてくれたのです。

 

どうです、やっているものもみているものもみんなを虜にする、ワクワクドキドキ感がハンパない野球、それが不動野球、毎年強いチームを作り上げるにはワケがある!やっぱり、不動パイレーツさん、すげぇ!

 

 

後日談ですが、不動さんからも応援してもらった子にその時の感想を聞いたら、

 

「いきなりみんなが応援してくれたからびっくり、それに、ここで打たなきゃというプレッシャーもあった。でも、ヒットを打ててホント安心していたら、みんなが喜んで褒めてくれたからすごく嬉しかった。」

 

「あの打席、学童野球人生の中で最高の思い出になったよ!」

 

ほら、この子にとっての学童野球最高の思い出まで作ってくれた不動パイレーツさん、本当にすげえチーム!もうハンパないって!