キャプテンに求められるものは「強さ」と「優しさ」と良く言われます。さて、今年のカバラのキャプテンはどんなキャプテンだったのか、皆様にご紹介したいと思います。そう、僕らの自慢のキャプテンを!
優しいキャプテン、みんな違ってそれでいい
6年生キャプテン君はとっても優しいやつ。怒れない、厳しくできない、根っからの優しいやつ。指導者からも「厳しく言ってやれ!」と言われても「(モゴモゴモゴモゴ)」と、本人は厳しく言っているつもりだけど何を言っているのか分からないほど小さい声で…、強い口調で言えないんです。
監督から「キャプテンとしてもっとしっかりしろ!」と大目玉をくらっても、もうすぐ卒部するこの時期でも、結局、厳しくはできないまま、だったね。
例えば、強い口調だったら⇒「おい、しっかりしろよ!おまえのせいで負けるぞ!」
キャプテンだったら「そこは大事だからしっかりやっていこうね」、そう、こんな感じ(^_^)v
そんなキャプテンがボソッと言ったことがあります、「傷つける言葉を使いたくない」と。だからチームのみんなは知っているから、厳しくしろ!と怒られているキャプテンを見るたびに「僕らがなんとかしないと」と。
「君たちのキャプテンは自慢のキャプテンだよな」
「うん、もちろん!」
後輩に繋ぐカバラキャプテン魂
では、なぜこの子がキャプテンになったかというと、“野球に取り組む姿勢”が素晴らしいからです。チーム全体の姿勢が素晴らしいと褒められるのは、そう、この子が先頭に立って、みんなを導いてくれているから。野球に取り組む姿勢が良い子とは、野球が出来る出来ないというところではない場面でも、しっかりと輝ける子のことを言います。
周りはみています、誰が道具を大事に扱っているか、粗末にしているか、必要な雑用を率先してやってくれるか、自分勝手なことしかしていないか、監督がいなくても普段通りやるか、人を見て態度を変えるか、仲間を大事にしているか、相手が嫌がる言動をしていないか、などなど、アリエナイ行動をせずに、アタリマエのことをアタリマエにこなすことができるかどうか、やっぱり周りはみています。誰がアタリマエのことをアタリマエにやっているかを。
それに今年のキャプテンの代名詞と言えるもの、それはみんなを元気づける精一杯の応援。
ベンチ付近から毎回のように試合をビデオ撮影しているのですが、必ず攻撃のとき誰よりも大きな声でみんなを応援しているキャプテンの声が入っています。「行けえぇーーー」「思いっきり行けえぇーー」「打てるからあぁーーー」。だから、喉が枯れたことは何度あったっけ?のど飴なめてたことあったよねーーー。
強い口調で怒れないキャプテンは、試合中は誰よりも大きな声でチームを鼓舞するキャプテン。「強さ」と「優しさ」を必要とされる立場にいるのがキャプテンですが、私は決してこのキャプテンが「弱い」とは思ったことは一度もありません。子供たちにとっても、私にとっても、自慢できるキャプテンだから。
最後には満身創痍になるほどまでになっちゃってさ、ホントやり切ってくれたね、心からお疲れさまでした。そしてこの1年、僕らを引っ張ってくれて本当にありがとうヾ(⌒▽⌒)
しっかりと後輩に受け継がれたよ、君のキャプテン魂!!!さあ、後輩諸君よ、次なるキャプテンはどんなキャプテンだろうか、本当に楽しみです!