ご無沙汰しておりました、久しぶりにブログをアップします。
さて、先週末、2部と1部の試合を観ていて、”結果にこだわる”ということについて考えさせられたので、そのことを皆様にご紹介します。
子供もいつかは大人となり社会に出た後、会社の中ではチームワークを求められ、その中でも結果を求められるのが大人の社会です。勉強だけでは味わえない、団体行動の中で結果を出していくということを学べるのも野球の面白さです。社会の中で我が子が強く生きて欲しいと願う保護者の皆様に是非とも読んでもらいたいと思います。
結果にこだわらなさすぎる低学年
まず、2部(2A)の試合ですが、正直、この試合は勝ちに行って欲しいと願っていたのですが、結果は完敗でした。いつも通りの負け方、そして試合後もいつも通り「試合に負けた」というよりも「試合が終わった」というチームの雰囲気の中、子供たちを前に「何故この試合は勝って欲しかったか」を説明しました。
実はカバラが試合をしていた逆の面では『23区大会の足立予選大会(低学年)』が行われていたのですが、勝った方が23区大会の出場権を得られるというだけあって、緊迫したムードの中で、レベルの高い戦いが行われており、勝ったチームからは大歓声が響いておりました。来年は僕らがあの場所に立つ!という気持ちをもってこの試合に勝って欲しかったのですが…、実はこのような試合が同じ場所で同じ時間帯に行われていたことを子供たちは誰も知りませんでした。
今年のカバラがあの場に出ることができなかったことは残念ですが、彼らの勝ちに行く気持ち、試合後の負けたことへの悔しさを感じられない、まさに“結果にこだわらなさすぎる”君たちをみているとめちゃくちゃ悔しいです。こんな雰囲気では来年もあの場に立つことができないかもしれないことを子供たちには伝えました。
ただ、子供たちのモチベーションを上げるためにも、逆の面で行われていた試合のことを試合前に彼らに教えておくべきだったと反省しています。
1つ1つの結果にこだわらなければならない高学年
1部(1A)の試合では、 “いつも試合に出られる子”と“代打として試合に出る子”がいますが、その試合ではどちらの子も結果を残せませんでした。
試合後、監督から彼らについて、 “いつも試合に出られる子”に対しては「ずっと試合に出続けていると試合に出られる有難さを忘れちゃうんだよね」、 “代打として試合に出る子”に対しては「必死さが足りない。チャンスで決めてやろうという気持ちが足りない」というお言葉を頂きました。1打席1打席の結果にこだわることの大事さをこの2人には学んで欲しいという監督の願いを感じました。
子供たちに「結果を出せ!」と結果だけを求めるのは大人の社会同様、難しいものがありますが、 「結果にこだわる」姿勢を持ち続けて行けば、打席に入るまでの準備力、打席に入った時の強い気持ち、結果を次につなげてやろうという向上心を磨くことができます。
監督はこの2人に「君たちにはこれだけできる力があるのだから、これだけ期待しているのだから」ということを言動で伝えてくれています。だからこそ厳しく指導されているのだと思いますので、1つ1つの打席を大事に、結果にこだわって突き進んでくれればと思っています。
いまのイチローは代打ばかりで、しかも結果を残せていません。代打ではイチローは結果を出せないという記事を目にしますが、きっとイチローのことですから「結果にこだわって」今まさに努力を積み重ねていることでしょう。だからこそ、この2人にはイチローの姿を観て欲しい。そこから何かヒントを得てくれればいいなぁ。